幸せになるために感受性を強く、豊かにするシンプルな方法

幸せになるために感受性を強く、豊かにするシンプルな方法

「感受性が強い・豊か」だと聞くと、どのような印象を持ちますか?
感受性が強かったり豊かだったりする人は、周りにいますか?
その人はどのような人ですか?

感受性が強かったり豊かだったりする人が優れているという訳ではありません。
感受性が強かったり豊かだったりするが故に苦しんでいる人がたくさんいることも事実です。

ですが、感受性が強かったり豊かだったりする人は優しい性格をしていることが多いです。
なぜなら、相手の立場になって物事を考えることができたり、人間関係を円滑に進めることができることに長けていると言えるからです。

感受性が多感であることを活かしている人は、輝いて見えるでしょう。
そんな人にあなたもなってみたいと思いませんか?
そのあたりの理由も含めて、感受性を強くする方法やメリットについて、お伝えします。

そもそも感受性とは?感性と感受性の違い

そもそも感受性とは?感性と感受性の違い

感性も感受性も、「感覚器官が受けた外界からの刺激を自分の知覚や感情に結びつける能力」という点では同じです。
また、「与えられた情報を様々な角度から見ることができ、自分の心で深く考えてみることができる能力」とも言います。

感受性は、上記の感覚によって「情緒的感情を起こす能力のことで、情緒に重みがある」のが特徴です。

感性は、上記の感覚による「感情を理性によって転換する能力のことで、理性に重みがある」のが特徴です。

感性と感受性の違いは、情緒(感情)に重みがあるのか、理性(思考)に重みがあるのかが違うと言えるでしょう。

例えば、沈む夕日を見た時に、思わず涙ぐんでしまうのは「感受性」であり、自分の想いを詩や音楽にできるのが「感性」といった違いです。

感受性が優れている人は、人の幸せを喜び、不幸には共に泣くという共感性が優れていて、
感性が優れている人は、自然や人間からの刺激をよく感じ取り、再構築ができるという表現性が優れていると言えるのです。

「感受性が豊か」って、どういう意味?

感受性=心のアンテナ

感受性=心のアンテナ

先程述べたように、感受性とは、

  • 外からの感覚的・感情的な働きかけをしっかりと受け止めることができるという人間の心の能力
  • 人に対して共感したり感情移入した人の感情を想像できる能力

という能力のことを指します。

そこから、五感で感じるものや自分が見聞きした物事すべてに対して、

  • 繊細かつ敏感に深い所の何かを普通の人よりも多く感じることができる
  • 様々な観点で見聞きでき、そこから色々なことをキャッチできる

ということが、感受性が豊かだと言えるのです。

要は、「心の感度(アンテナ)が優れている」ということなのです。
心のアンテナが普通の人よりも優れていて、微弱な信号でもキャッチできるということなのです。

感受性が豊かであると、弱っていたり助けが欲しいと心が折れそうになっている人たちの気持ちを汲み取る能力が優れていると言えます。

人や物事に対する捉え方

人や物事に対する捉え方 桜散る

ただ、感受性が豊かな分、その人の感情に振り回されて自分自身もが苦しむこともあります。
人に共感したり感情移入することができることから、自らの問題ではないことにも関わらず、引きずり込まれてしまう優しさを兼ね備えているということなのでしょう。
そんな人に対して、自分のように捉えられる人こそが、感受性が豊かという性質の持ち主だと言えるのです。

この性質は、物事に関しても同様です。
例えば、季節の移り目に桜が舞散っていたとします。
それだけなのに、普通の人なら流してしまいがちなその光景に感動することができたり、散ってしまった桜はどういう気持ちなのだろう・・・と、その物事が自分と関係あるなしに、「物事やその対象に対しても、自然と感情が揺れ動き、様々な観点から物事を考えることができる」ということが、感受性が豊かだという意味なのです。

感受性が弱い人はどんな人?強い人と何が違うの?

感受性が弱い人はどんな人?強い人と何が違うの?

逆に感受性が弱い人とは、「物事に対して、心が揺らぎにくい人」のことを指します。
要は、「情に流されにくい」ということなのです。
自分をしっかり持っているという意味でもあります。

ですから、物事に対して、それほど感動したり感情移入したりと、涙を流したり笑ったりすることが余りないのです。
悪く言えば、周りの空気を読めない人が多い、というよりは周りを気にしない傾向があるかもしれませんね。

感受性がないという訳ではありませんが、普通の人と比べても「鈍感なのかな?」と思われる節があり、周りのことに関して無関心だと言えるのです。
そのため、感受性が弱い人は、自分自身に関係しない周りの人や物事に興味がなかったり無関心だったりという人が多いです。

感受性が弱いと人間味がないように聞こえてきますが、決してそういう訳ではありません。
ただ、「自分がブレない」だけなのです。
例えば、感受性の豊かな人が誰かに「お金を貸して!」とせがまれると貸してしまいがちなことに比べ、感受性の弱い人はその人にとって最善策を考え、アドバイスをしてあげることができるということなのです。

それに加え、感情に振り回されにくかったり情に流されにくかったりと、いつでも自分を保っていられるため、何があっても動じないという芯の強さがあります。
「自分はこういう人間だ」という自我が確立されているからです。
ですから、会社や組織のトップに立つ人など、人の上に立つリーダー的存在である人は、感受性が弱い人の方が向いているかもしれませんね。

うらやましくなりませんか?感受性が豊かな人の3つの特徴

コミュニケーション能力が高い

感受性が豊かな人 コミュニケーション能力が高い

感受性が豊かな人は、人の気持ちに対して、共感したり感情移入したりできます。
人の気持ちが分かるが故に人に対して、気配りも上手だと言います。

それに加え、感受性が豊かな人は、人が「こうして欲しい」といった気持ちや、「こう言って欲しい」といった気持ちを敏感に察知することができるのです。
人が自分にどう言って欲しいのかが分かるので、周りは、「この人は自分のことを理解してくれる」感じ、関係を深めようとします。

それから、気配りも上手なので、必要以上に自分を押し付けたりもしないため、人から好まれやすいことから、感受性が豊かな人はコミュニケーション能力が高い傾向にあるのです。

なかなか自分のワガママを通すことができない

感受性が豊かな人 なかなか自分のワガママを通すことができない

感受性が豊かな人は、感受性が弱い人とは真逆で周りの環境や周りの人に左右されやすく、その場や環境を大切にするという所があります。

感受性が豊かであることは、「何事にも素直で純粋だ」と言えますが、逆に「何事にも心が動くので周りの心情を理解できてしまうため、周りを優先させてしまいがち」です。
その環境やその場の空気自体を大切にすることは決していけないことではないのですが、それを大切にするがあまり、自分の意見や気持ちを押し込めてしまう傾向があります。

「自分が今このことを言ったら、空気が悪くなるのではないか?」といった気持ちや「この人がこう思っているのに反論したら、この人は良い気分はしないだろう」といった、周りの人の気持ちや場を尊重するがあまり、自分の気持ちを内に秘めて我慢することが多いのです。
そのためか、感受性が豊かな人は周りから「いい人」として見られることが多いです。

しかし、このように常に周りの場人のことを第一に考えてしまうため、人間関係において自分自身が受けてしまうストレスは人一倍大きいと言えるでしょう。
更に、「いい人」だと見られてしまうことにより、余計に自分のワガママが言えなくなってしまうと言えるでしょう。

芸術の才能がある

感受性が豊かな人 芸術の才能がある

感受性が豊かな人は、芸術の才能が秀でていると言われています。
なぜなら、芸術に最も必要な能力というのが、「感じる力(感じ取る力)」です。
感受性が豊かなため、人一倍に周りの環境や周りの人の及ぼす影響や変化に繊細かつ敏感に感じ取ります。

例えば、風や空気などの匂いに敏感だったり、実際に目に見えない色など・・・普通の人が感じ取るもの以上のことを感じ取ることができます。
実際に目に見える形や聞こえる音などだけではなく、人の心までも感じ取ります。

その豊かな感受性を、芸術家は活かすことで、その感覚と表現力をもって芸術にしていくのです。
ですから、芸術家として活躍している人たちは、この表現力が優れていると言えます。

もっと幸せになる!感受性が豊かになると得られる2大メリット

人から感謝される存在になれる

感受性が豊かになるメリット 人から感謝される存在になれる

弱っているときに救ってくれた人には、誰だって感謝しますよね?
感受性が豊かな人は、平凡な日常生活の中でも些細な変化に気付き、物事を様々な考え方で捉えながら生きているため、普通の人と比べ、とても多くの刺激に対して色々な感情を抱きながら生きてきます。

ですから、感受性が豊かな人は同じ年月でも、普通の人と比べるととても多くを経験してきているのです。

そのため、感受性が豊かな人は、その経験を活かし、弱っている人に気付き、癒すことができるのです。
そんな心優しき感受性が豊かな人を、弱っている時に助けられた人は感謝し、大切に思うでしょう。

深い絆と愛情で結ばれた人間関係を築くことができる

感受性が豊かになるメリット 深い絆と愛情で結ばれた人間関係を築くことができる

感受性が豊かな人は、相手のちょっとした仕草や表情、態度などの変化から相手の気持ちや想いを想像し、読み取ることができます。
「今、この人はこう思っている」とか「こういうことを望んでいる」といった言葉にしていない思いを察し、読み取ることが出できます。

人は大切な相手になればなるほど、本音を言葉にしづらくなります。
「本音を言って嫌われたら、理解してもらえなかったら」などと、大切な相手との亀裂を恐れてしまうためです。
そんな本音を察し、理解てくれる人が相手であったら、相手も自然と心を開いていくのではないでしょうか?
「心と心で繋がれる」という想いが深い絆を作り、お互いに愛することができ、深い絆で信頼関係も築けるでしょう。

意外と簡単かも!?感受性を強くする方法

自分のプライドを捨てる

感受性を強くする方法 自分のプライドを捨てる

誰しも必ず人には自分なりのプライドだったり、こだわりだといったものがあるでしょう。
プライドやこだわりを持つことは、とても大切なことです。
自分の持つプライドやこだわりは、厳しい世の中で自分を守るためにも必要なものだと言えるからです。

しかし、必要以上のプライドやこだわりは、感受性を強くするにあたって邪魔をしてしまいます。
なぜなら、そのプライドやこだわりから生まれる固定概念が、人の気持ちに寄り添うことだったり人の思いだったりを理解する上で、邪魔になってしまうからです。

ですから、感受性を豊かにする上で、ある程度のプライドやこだわりを捨てる努力は大切です。
「自分はこういう風に思うけど、人によってはこういった考え方もあるんだ」といったように、考え方を柔軟にすることです。
そうすることで、自分の成長にもなります。
すべてを捨てる必要はありませんが、ある程度のプライドやこだわりは捨てて柔軟な考え方や捉え方を自分の中に取り入れることは、とても大切なことだと言えます。

本をたくさん読んでみる

感受性を強くする方法 本をたくさん読んでみる

感受性を豊かにするためには、本をたくさん読んでみましょう。
本のジャンルに、こだわりは持たない方が良いです。
好きなジャンルの本ばかり読むと、考え方が偏りがちになってしまうからです。

もちろん、自分が好きな本を読むことが悪いことではありません。
しかし、時には全く読んだことのないジャンルの本の手を出すことも大切です。
なぜなら、新しい価値観が自分の中に取り入れるということになるから。
読んでみて、つまらなかったと思ってしまっても構いません。
読むことに意義があるのです。

また、読書には「コミュニケーション能力を高める効果がある」と言われています。
様々な表現方法を学べるからです。
「言語能力が高まる=表現力が豊かになる」からなのです。

ですから、たくさんの本を読んで新しい知識や価値観や思いを自分の中に取り込んでいって、感受性を豊かにしてみましょう。

なかなか大変!?感受性が強すぎると生じるデメリット

なかなか大変!?感受性が強すぎると生じるデメリット

ここまで感受性が豊かだと、いくつものメリットがあることを言ってきましたが、感受性が強すぎるが故に、苦しんでいる人はたくさんいます。
むしろ、感受性が強い人で苦しんだことのない人はいないのではないでしょうか?

感受性が強い人は、色んな思念(考え)や人々のエネルギーに自分が引っ張られてしまう傾向にあります。
心の感度(アンテナ)が敏感だからです。

感受性が強すぎて生きづらさを感じている人は、日本人には5、6人に1人の確率で存在します。
こういった人たちを、「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼んでいます。
「非常に感受性が強すぎる気質を持った人」のことを言います。
この「HSP」は、遺伝的な特性で、五感はもちろんのこと、目に見えないエネルギーや何かしらの変化を敏感に感じ取るそうです。
普通の人が感じているものよりも遥かに多くを感じ取っているということです。
そうして、様々な刺激や影響を強く感じ取ってしまうために、神経がとても疲れやすくなってしまいます。

デメリットはそれだけではありません。
常に色々な感情が出たり入ったりしてしまうため、自分自身の感情が分からなくなり、他人の感情に振り回されて上手く自分の感情をコントロールすることが難しいと言われています。
心の感度(アンテナ)が良すぎるがために、周りから受ける影響もそれだけ大きいということなのです。

少しずつ変えていけばいい!感受性を抑える2つの方法

友人との話のネタにして笑い話にしてしまう

感受性を抑える方法 友人との話のネタにして笑い話にしてしまう

感受性が豊かな故に、常に周りの感情や思念を感じ取ってしまうことは事実です。
しかし、それをあえて自分の笑い話にしてしまうのです。

開き直って、「自分はこんな弱い人間で大変なんだよね〜」と笑い話にしてしましょう。
感受性が豊かな人は、何かを敏感に感じ取ってしまうことを隠そうとするから苦しいのです。
ですから、受け入れてもらえないという気持ちが怖いかも知れませんが、開き直って話してしまうことです。

それでも、理解してくれない人もいるかと思われます。
しかし、大概の人は理解を示してくれるはず。
「自分はおかしくはないんだ、自分は間違ってはいないんだ」と自分を受け入れて、感受性を抑えていきましょう。

事実と思い込みを分ける

感受性を抑える方法 事実と思い込みを分ける

感受性が読み取る周りの感情や思念は、すべて自分に向けられたものではありません。
しかし、感受性が豊かな人は、その読み取ってしまう周りの感情や思念を自分の中で変換してしまって、自分に向けられたものだと勘違いしてしまっている人が多いことも事実です。
ですから、読み取ってしまった感情や思念は、その人が「誰に向けているものなのか」をハッキリさせることが大切です。

感受性が豊かな故に、敏感に感じ取ってしまうことはなかなか変えることができません。
しかし、考え方や捉え方一つで生きやすくなることも事実です。
周りの感情や思念を感じ取ってしまうことを責めずに、時にはその感じ取ってしまった感情や思念を受け流すことも大切です。

まとめ

もし、あなたが「大切な人の気持ちをもっと理解してあげたい」、「もっと人とコミュニケーションを円滑に進めたい」、「たくさんの人のために何かをしたい」、そのようなことを望んでいるのなら、感受性を豊かにすることがきっと近道になるはずです。

けれども、ただ単に感受性を強くすれば良いってわけではありません。
強くしすぎると、それが故に悩まされる弊害が出てきます。

感受性が強く、豊かになりすぎると、コンプレックスに感じる人がたくさんいます。
「なぜ、こんなに周りに振り回されなくてはいけないんだ」と思っている人もたくさんいると思います。
確かに、周りの感情や思念に振り回されることが何ともない人などいないと言えるでしょう。

しかし、そのことを悲観してはいけません。
感受性が強かったり豊かであることは、悪いことではなく、むしろ良いことなのです。

感受性が強くなったり豊かになる所以は、幼少期にトラウマが原因だということが多いと言われています。
それだけ、普通の人よりもたくさん傷ついて生きてきたということです。

逆に言えば、周りの辛い思いを理解でき、助けてあげられる存在になれるということなのです。
「人の気持ちを尊重できる」ということなのです。
感受性が豊かであることは自分の個性です。
その才能を活かし、周りから必要とされる存在になりましょう!

最後に、感受性を高める効果だけでなく、視野が広くなったり、今まで気付けなかったことが気付けたりと得られることの多い五感を磨くという方法があります。

オススメ記事『THE センスの磨き方27選-五感を高めて誰でもセンスが良くなる方法』

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