プレゼンやYouTube動画で説明上手になって、分かりやすく伝える方法

ビジネスやYouTube動画で説明上手になって分かりやすく伝える方法

双方向的でも一方的でも、コミュニケーションを取るにあたって、相手に自分の気持ち、話したい内容がしっかりと伝えることは大切です。
ですが、コミュニケーションが苦手な人の大半は、話すのがあまり得意ではない場合が多いですよね。
頭の中では「このように伝えたい」とイメージはあっても、言葉として会話をしてしまうと、うまく喋ることができずに悩んでいる人もいるはず・・・。

今はYouTubeなどで動画を配信する人も増えてはいますが、映像を通したとしても、その悩みは変わりませんよね。
ビジネスにおいてお客様へプレゼンするとき、セミナーで話すとき、クライアントへ分かりやすく説明するとき、動画で想いを届けるとき、上手く伝えるための基本的な考え方や方法をご紹介します。

説明上手になって相手に分かりやすく言いたいことを伝える方法

真っ直ぐ伝えたいときは、シンプル・イズ・ベスト!

真っ直ぐ伝えたいときは、シンプル・イズ・ベスト!

メディアなどでは、ニュースなどで報道をスムーズに分かりやすく話すキャスターなどもいます。
面白おかしく話を膨らませる芸人さんなどもテレビなどで見かけることでしょう。

「自分にもあれだけのトーク能力があれば・・・」と常に願っている人も中にはいるかもしれませんね。
ですが、相手に会話によって想いを伝えたり、説明を理解してもらうためには、それほど堅苦しい言葉、難しい喋り方、また、笑わせるためや面白い話をする必要はありません。

もちろん、そのようなコミュニケーションの取り方も、相手がその会話を楽しんでくれたり、注目してもらうためには必要な場面もあるでしょう。
 けれども、普段の日常において、自分が説明したいことを分かりやすく伝える方法としては、相手が理解しやすいような話し方をすることが一番です。
難しい言葉、評論家のような話、政治家のように回りくどい会話や言葉は必要ありません。

極端に言ってしまえば、中学生ぐらいの子供に、話しかけるくらいシンプルな説明をすると、相手があまり興味のないジャンルや全く知識がない情報に関しても、理解しやすいです。
そして、説明が分かりやすければ、それなりに相手も自分の話に興味を抱いてくれることもあります。
相手が興味を持ち、集中して自分の話を聞いてくれれば、より説明は相手に伝わりやすくなるはずです。

「間」の使い方で印象が大きく変わる!

「間」の使い方で印象が大きく変わる!

また、会話において会話の間というものが重要です。
ひっきりなしに早口で喋ってしまうと、何を言っているか分からずに相手が興味を失ってしまうこともあります。
口調が早いと何か都合が悪くごまかしているような印象を受けるのも事実です。
会話をする場合には、相手にきちんとこちらの話している内容が伝わるように、ある程度ゆっくりと、そして、相手があまりイライラしない分かりやすい会話をするように心がけていきましょう。

相手の興味のあること・土俵に立ってみよう!

相手の興味のあること・土俵に立ってみよう!

それから、相手が自分の身内、友人など親しい間柄の場合には、相手の趣味や趣向などもある程度理解していますよね。
そのような状況では、相手の興味あるジャンルになぞらえて、会話をしていくことで、より相手の理解を得られる場合があります。

興味のないジャンルや知らないことをいきなり会話の中に出されても、相手は困惑してしまいます。
また、興味があるために相手が自分に尋ねてきたならば、それなりに会話に集中してくれる場合もあります。
ただし、自分から話しかけ、相手があまりよく知らないジャンルの話を展開する場合には、相手の趣味や興味があるジャンルなどに合わせて自分が伝えたい内容をうまく組み合わせてみることで、相手の興味を引きましょう。

1対1と1対多は違う!?大勢に向けて話すときに気を付けるポイント

自分の気持ちを100%理解してもらうことは難しい!

自分の気持ちを100%理解してもらうことは難しい!

人に対して、指示を出したり説明をしたりすることは、とても難しいことです。
また、一人に対してだけでなく、複数に向けて説明をした場合、同じ内容の会話をしても、相手の受け取り方も様々です。
きちんと理解する人もいるとは思いますが、全く見当違いな理解を示す場合も考えられます。

100%相手に説明を理解させようというのは、かなり難易度の高い行為です。
状況によっては、不可能に近いです。
できるだけ多くの人に説明を理解してもらうために、様々な方法を用いて分かりやすい説明を心がけてみてください。

ポイント① 要点の整理、PREP法の活用

ポイント① 要点の整理、PREP法の活用

淡々と、要点だけをまとめて伝えるのも一つの手段です。
要点がまとまっていると非常に分かりやすく、相手も集中して聞くことができます。
あまりに要領を得ないダラダラと長時間かかり説明をすると、聞いている側も、集中力が途切れ、せっかく時間をかけて説明をしても、結局理解していないケースも出てきます。

プレゼンのときによく使用される手法として、PREP法(プレップ法)というものがあるので、適宜活用してみてください。

  • Point:結論、ポイント
  • Reason:理由
  • Example:事例、具体例
  • Point:結論を繰り返す、ポイント

頭文字を取って、PREP法と言い、

  1. 結論・ポイント:自分が一番主張したいこと・要点を言う
  2. 理由:なぜ、その結論に至ったかを説明する
  3. 具体例:具体的な事例や裏付けとなるデータ示す
  4. 再度の結論:最後にもう一度、結論を述べる

この順序で伝える内容を決めて、話を進める文章構成方法です。
PREP法の特徴は結論を最初に伝えることで、聴き手に要点を先に把握してもらい、印象強く説得力を持たせた内容にすることができます。

<例>
①私はケーキが大好きです。
②なぜなら、甘くて美味しい以外にもメリットがあるからです。
③例えば、見た目が良いケーキはデザインの勉強にもなります。
④だから、私はケーキが大好きです!

本番では、よほどの話し上手な人でない限り、上記で考えたことをスクリプト(台本)にして事前に準備してください。
ただ、ざっくばらんで気楽な状況であれば、一言一句読んでいると、逆に違和感を覚える可能性もあるので、キーワード程度を書いておくと良いですよ。

ポイント② 話が長引くときの対処

ポイント② 話が長引くときの対処

また、要点をまとめてもある程度話が長引いてしまうこともあります。
そのような場合には、単調な喋り方をしていると、相手の集中力が切れてしまったり、眠気が襲い、これもきちんとこちらの説明が伝わらない場合もあります。

ある程度、話や説明が長引いてしまう場合には、

  • 合間に休憩を入れて相手が集中して聞ける時間を分ける
  • 単調な話し方ではなく、ある程度相手の興味が引けるように、少し小話を挟む
  • 説明しているジャンルにそって、少し笑いが取れるような、ひょうきんな喋り方をする

など、工夫を凝らして相手を飽きさせないトークをすることも必要な場合があります。

説明などをしっかりと伝えるためには、人それぞれ様々な方法があると思います。
自分の話し方でうまく伝わらないと感じているならば、どうすれば相手に伝わりやすいかを考え、工夫をこらしていくことが大切です。

上手な話し方は「声」にあった!?相手の心に響かせる声とは?

伝わる声と伝わらない声の違い

伝わる声と伝わらない声の違い

ここまで話の内容について、触れてきましたが、重要なのは内容だけではありません。
それ以外にも、大事な点があります。

普段、ビジネスやオフィスでの会話のとき、こんな返答があったことはありませんか?
「え?」
「何だって?」
「何て言ったの?」
これが何気ない会話であるのならまだしも、忙しいとついついイライラしてしまうもの。
その原因は一体何なのでしょうか?

それはズバリ、声の出し方にあります。

伝わらない声と伝わる声の違いは簡単です。
母音の発音をハッキリとしているか、そうではないか、です。

よく響く、伝わる声を出す練習方法

よく響く、伝わる声を出す練習方法

しかし、いざ母音の発音を強調してみようと思っても、「おはぁよぉう」のように不自然になってしまうものです。
そこで、騒がしい職場でも伝わるような、いい声の出し方をするための練習方法をご紹介したいと思います。

まずは、母音を伸ばして発音してみましょう。
文章は、何でも構いません。
ここでは、「おはよう」を例に取りましょう。
母音を強調した「おはよう」を自分で聞くと、なんだか不自然に聞こえてしまうかもしれません。
実際、ほとんどの人は不自然に聞こえてしまうでしょう。
ここで意識してほしいのが、口の形です。
母音を伸ばしたときの口の形が、母音を強調した声を出す形なのです。
この形を覚えてください。

「おはよう」の「は」と「よ」を発音した際、先程発音した口の形になっているでしょうか?
なっていなければ、先程母音を伸ばした形を思い出し、その形になるように練習してください。
その形を意識さえすれば、騒がしい職場でもはっきりと通るような、いい声を出すことができるはずです。

まとめ

セミナーやビジネスシーンでお客様に説明するときや、動画で想いやコンテンツを届けるときに、どれだけ伝えたいことを100%に近付けて伝えることができるか・・・。

  • 要点をまとめて分かりやすく
  • 相手の立場に立って
  • 「間」を意識しながら
  • 伝わる声を出して

あなたの話を届けたい相手に伝えてください。

今回は伝えるための基本となる部分をお伝えしましたが、他にもその手段はたくさんあります。
自分に合ったやり方を一つずつ試しながら探していくと良いでしょう。

その他の方法として、聴覚以外の五感を活用したり、論理的に内容を構築したりするものがあります。
そのヒントとなる読みものを無料でプレゼントしているので、ぜひ読んでみて参考にしてください。
また、五感をビジネスに活用した情報、動画配信などのインターネットにおける情報発信に関する内容も、後日お届けする予定なので、そちらも楽しみにしておいてくださいね。

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